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ロダン「考える人」 正面
ロダン「考える人」 背面 ロダン「考える人」 概観 ロダン「考える人」 留め金

ペーパーブランクス / Paperblanks


ロダン
没後100年特別版「考える人」
(ミディフォーマット/横罫)


2017年は、オーギュスト・ロダンの没後100年に当たる年。
「近代彫刻の父」と称される偉大な芸術家に敬意を表し、特別版のノートが発売されました。
表表紙には、友人の詩人リルケに宛てた手紙。
裏表紙には、代表作「考える人」のイメージが配されたデザインです。
初回生産のみの限定品となりますので、ご興味の方は、ぜひお早目にお買い上げください。

  • ※ この商品はノートです。(ダイアリーではありません。)
  • カバー : ハードカバー 留め金付き
  • サイズ : ミディ 130×180mm 240ページ
  • 紙面 : 横罫
  • 販売価格(税込) : 3,300 円
  • ※申し訳ありません。この商品は完売しました。再入荷の予定はありません。

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リルケへの手紙と「考える人」

ロダン「考える人」 直筆 「近代彫刻の父」と称される、フランスの彫刻家、オーギュスト・ロダン(1840-1917年)。
代表作の「考える人」と共に、日本でもその名声を知らぬ者のいない彼。

しかし、その半生は順風満帆なものではなく、若い頃には美術学校(エコール・デ・ボザール)の受験に何年も失敗。
家族が出来てからは、創作活動を休止し、装飾職人としてベルギーで働くなど苦労が続いていました。

ようやく彼の才能が評価されるようになるのは、1877年の「青銅時代」という作品から。
その出来栄えが評価される一方、あまりにリアルなため、実際の人間から型を取ったのでは、と疑われることも。
(彼は、その疑惑を晴らすため、後に実際の人間よりかなり大きな作品を作ったそうです。)

さて、ここで、本商品に配されている、友人の詩人リルケへ当てた手紙を見てみると。
そこには、こんな一文が…。
「努力、勇気、知性−これらの美徳を浪費しないために、何事もほどほどに留めることが大切だ。」
もしかしたら、「青銅時代」にまつわる騒動が、彼にこんなことを書かせたのかも知れません。


そして、裏表紙には、彼の作品の中で最も有名な「考える人」。
岩に腰掛け、緊張感を漂わせながら下をじっと見つめる男の姿。
それは、彼のもう一つの代表作「地獄の門」の一部、門の上から地獄を覗き込むダンテの姿、とも言われています。

「ミディフォーマット」ってどのくらいの大きさ?

ロダン「考える人」 サイズ比較 ミディフォーマットのサイズは、130×180mm。
これはほぼB6版の大きさです。

印象としては、ハードカバーの単行本の大きさに近いイメージです。
それ程かさばらず、筆記面積もそこそこある、バランスの良い大きさです。

(写真で、商品の後ろにある斜線部分がA5サイズ、右のロディアNo.13がA6(文庫本)サイズとなります。)

上質な作りを感じさせる、製本、カバースタイル

ロダン「考える人」 留め金 表紙は、アンティーク調の留め金で、表表紙と裏表紙を留めるスタイル。
また、三方の小口に、表紙デザインに合わせた模様がプリントされているのも、このノートの特徴です。

製本方式は、高級ノートに欠かせない糸綴じ製本。
各折り丁を本の背に無線綴じではなく、糸綴じにて製本しています。
このため、耐久性が高く、長期間の使用でもページが散逸することが少なくなっています。

裏表紙にはフリーポケット

ロダン「考える人」 ポケット 裏表紙の見開きには、フリーポケットがあり、メモなどが収納可能です。
見たいページをすぐに開ける栞紐も付いています。

風合いのある美しい用紙

ロダン「考える人」 用紙 本文には持続可能な森林からのパルプを原料とした、中性紙を使用。
つるつるとした光沢感を持つタイプではなく、自然な風合いでインクの吸収の良い用紙です。

美しい白色はインクの発色も良く、様々なインクを楽しみたくなります。
透かして見ると、高級ノートに使われるレイド紙(※)特有の、簀の目(すのめ)を確認することができます。

比較的厚めの紙ですが、インクフローの多い万年筆等では、滲みや裏抜けの可能性もあります。
万年筆でのご使用を予定されている方や滲み、裏抜けが気になる方は、ご留意ください。

※レイド紙 : 針金で作られた漉き桁で紙を漉くと、紙に微妙な薄厚の差が生じ、簀の目状の模様となります。
このような紙をレイド紙と呼び、高級ノートや便箋等で使われています。

ブランド「Paperblanks」について

ペーパーブランクスは、カナダのバンクーバーを拠点とするノート、ダイアリーのブランド。
北米をはじめ、イギリス、フランス、ドイツ等の欧州でも非常に高い評価を得ています。

ペーパーブランクスがモチーフとするのは、世界の優れた芸術品や美術工芸品。
オリジナルの美しさや芸術性は、細心の注意を払ってデザインや質感に取り入れられています。
美しく精緻なデザインに加え、手作業による丁寧な製本で、他のメーカーとは一線を画するブランドとなっています。

また、本文用紙には、持続可能な森林からのパルプを使用。
表紙の板紙にはヨーロッパ産の100%再生紙を使用するなど、環境に対して真摯に取り組む一面も持っています。