ジャック・エルバン ／ JACQUES HERBIN

「アニバーサリーインク 1670」について

1670年にパリの中心地で誕生したメゾン・エルバン。
「アニバーサリーインク 1670」は、その創業の年を記念して作られたインクです。
幾多の航海を重ねた冒険家エルバンの、豊かな人生とその冒険をデザインのソースにしています。

ラインナップは、いずれも金色の微粒子入りの全5色。
エルバンの通常ラインとは異なる特別なボトル。
封蝋したかのような特別なキャップで、飾っておきたくなる美しいインクです。
（※ 画像右端のボトルのように、キャップ表面の封蝋を模した部分に、細いひびが見られる場合があります。予めご了承ください。）

ラメ等の微粒子入りのインクについて

ラメ等の微粒子入りのインクは、微粒子が沈殿してしまうため、使用前によく振り混ぜることが推奨されています。
しかし、万年筆に一回吸引したインクは、振るとペン先から飛び出す恐れもあり、十分振り混ぜられない場合があります。
また、微粒子が隙間に詰まったり、洗浄の際に落とし切れない等の場合があります。
万年筆でラメ等の微粒子入りのインクをご使用になる場合は、上記の点をご配慮の上、ご使用ください。

使用前の微粒子の振り混ぜ、使用後のペンの洗浄を考えますと、おすすめはガラスペンとなります。
ガラスペンを未使用の方は、ぜひガラスペンのご利用もご検討ください。

エルバン（HERBIN）について

エルバンは、1670年（ルイ14世在位時代）にパリで生まれた、シーリングワックスとインクの老舗ブランド。

船乗りだった創始者J.エルバンがインドで買い付けた材料により、シーリングワックスの質は飛躍的に向上。
これにより、封ろうは欧州の流行から習慣へと変わり、やがて王室の御用達となりました。
フランスを代表する高級香水瓶の封は、その誕生以来、一貫してエルバン社の製作によるものです。

1798年にはインクの本格的な生産を開始、自然の中の豊かな色のイメージに着想を得たインクは定評を獲得。
代表的な「ヴィオレパンセ」は、第三共和政時代から1966年まで、フランス全土の小学校で指定色として愛用されました。
フランス人が最初に指名するインクは「エルバン」。これはフランスの国民的伝統でもあります。